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Original Tshirt 

Tシャツの歴史

Tシャツの歴史について知りましょう。

現代、Tシャツを着たことのない人は世界中どこを探してもいないと言っても過言ではありません。それくらいメジャーなTシャツですが、その歴史や定義はあまり知られていません。

Tシャツの始まりは、第一次世界大戦のまっただ中、1914年のことです。当時、アメリカ兵に支給されていた制服は重くて厚いウール素材で、着心地が悪く夏の暑さには全く適していませんでした。一方、ヨーロッパ兵の制服は、綿素材のアンダーウェアを着用して、夏を快適に過ごしていました。これをヒントにアメリカ兵が作ってみた綿シャツがTシャツの原型と言われています。 ウールの厚手の制服とは比較にならない快適さに驚いた兵士たちはこのシャツを制服のひとつに採用するよう上層部へ提案し、軍服として正式に認められることになりました。

1920年代になると、「T-Shirts」という言葉が辞書に収載され、アメリカ英語言語の公用語として認知されるようになりました。また、第二次世界大戦ではアメリカ陸海軍の標準アンダーウェアとしてTシャツが取り入れられています。でも、このときのTシャツはアンダーウエアという認識の物でしかありませんでした。

しかし、この頃アメリカ映画界のスーパースターたち、ジョン・ウェインや、マーロン・ブランド、ジェームス・ディーンらが、アメリカ国民に衝撃を与えていました。1951年の映画「欲望という名の電車」(A Streetcar Named Desire)で破れたTシャツ姿、胸をさらけ出すファッションで登場するマーロン・ブランドや、1955年の「理由なき反抗」(Rebel Without A Cause)でジェームス・ディーンが真っ白のTシャツをカッコよく着こなしているシーン、また、ジェームス・ディーン演じる主人公ジムが、Tシャツの袖にタバコの箱を挟むところは印象的なシーンとなり若者たちの間で話題となりました。大人たちはアンダーウェア(下着)のまま登場した映画スターたちを批判しましたが、逆に若者たちはそれを反抗と若さの象徴として受け入れ、一気に大ブームとなったのです。

1960年代ともなると、染料やシルクスクリーン印刷技術が用いられるようになり、シンプルだった綿Tシャツにデザインが施されるようになりました。タイダイのような斬新な染色方法は今も愛されているデザインの1つです。また、タンクトップやVネックなど、シャツの形状にバリエーションが生まれたのもこの頃です。
Tシャツは、長期化するベトナム戦争に出兵する兵士のユニフォームとなる一方、ウッドストックに代表されるヒッピー文化の象徴としてもTシャツが使われたことは記憶に新しいですよね。ロックバンドTシャツやスポーツチームTシャツ等が生まれた背景には、ライセンスを受けたデザインTシャツが多大な利益を生み出していたという時代背景もあったといえます。
そして1980年代以降もTシャツはさらに進化を続け、さまざまなデザインプリントを施されてアパレル産業の中心的アイテムという確固たる地位を築きました。そして現在では、Tシャツはそのシンプルさゆえに年齢や性別を問わず、世界中の人々に愛されています。Tシャツは服飾という枠を超え、メッセージを伝えるキャンバスとしてや、アートとしてなど、今ではただのファッションではくくれない存在へと変化してきたのです。

日本でのTシャツは、1940年頃アメリカのカジュアルウェアとして紹介されたことからはじまりました。その後映画「太陽の季節」で登場する主人公をマネた、石原慎太朗刈り、アロハシャツ、サングラスにTシャツというファションが流行し、そのファッションを好んだ太陽族と言われる若者たちによってTシャツが着られるようになり、ヒッピー文化が花開いた1966年頃のから一般に着られるようになりました。ヒッピーは反社会的反体制的な社会をするため反抗のシンボルであるスーツを否定し、安くて実用的なTシャツとジーンズを選んでいました。この、ヒッピースタイルによりTシャツには絞り染め、さまざまな色、ストライプが登場したのです。

様々な時代を超え、現代まで変わらず愛され続けてきたTシャツの今後にも期待したいですね。

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